奈良県議の福田倫也(としや)さんが話題ですね。
今回は奈良県のメガソーラー問題と福田倫也さんの関係についてお届けします。
<この記事でわかること>
●奈良県のメガソーラー問題の概要
●福田倫也とメガソーラー問題
ぜひ、お読みください!
奈良県のメガソーラー問題の概要
奈良県のメガソーラー(大規模太陽光発電)の問題の概要はこちらです。
前知事時代の構想
奈良県の前知事は荒井正吾さんです。
荒井前知事は、五條市に災害時用の滑走路を備えた防災拠点の計画を立てていました。
メガソーラーへの転換
2023年4月の奈良県知事選で前知事は敗退、維新の山下真知事が当選しました。
山下新知事は、五條市の防災拠点の計画を中止。
2024年1月、代わりにメガソーラー(大型太陽光発電)を設置する構想を打ち出しました。
しかし、五條市や地元住民への事前の説明はなく、怒りの声が上がっていました。
上海電力の問題は?
日本のメガソーラー事業には、中国の上海電力が大きくかかわっていると言われています。
実際に大阪市の南港咲洲のメガソーラー事業は、上海電力の日本法人が事業を担っているとのことです。
しかし、日本維新の会の藤田幹事長は、奈良県のメガソーラーの件と上海電力の関係を否定しています。
藤田文武
●党に中国企業や中国関係の方と深いパイプはない
●自分自身は中国にはかなり強い姿勢で臨むべきと考えている
●ソーラーパネル事業となるとそういうこと(中国との関係など)を言われることが多い
●(疑念を持たれないように)選考方法にこだわってきた
福田倫也はメガソーラー問題で悩んでいた?
福田さんはメガソーラー問題とどのように関わっていたのでしょうか?
県議会では退席
2024年3月25日の奈良県議会では、メガソーラー設置などの防災拠点の整備に関して「原点に戻り有識者らと検討すべき」という自民党案が出ました。
その際には、福田倫也さんら維新の県議は採決前に退席しました。
「自由民主党・無所属の会」の川口延良議員が「具体的な防災機能について十分な議論がなされておらず、山下知事の独断で判断したと言わざるをえない」と述べました。
NHK
奈良県議会の43名の党派の内訳はこうなっています。
<奈良県議会>
自民党:17名
立憲民主党:2名
日本維新の会:14名
公明党:3名
共産党:1名
無所属:6名
知事は維新で、県議は自民ってことなんだね!
修正案は自民党・公明党ら26名が賛成し可決され、メガソーラーの妥当性などが検討されることになりました。
X(ツイッター)では理解を求めていた
福田倫也さんは、メガソーラーに関して理解を求めるXの投稿をしていました。
福田倫也
太陽光発電(メガソーラー)のねらい、リスクについての考え、水素を活用した産業振興策など、全体像のご理解にお役立ていただければ幸いです
2024年5月3日の福田さんの投稿は、山下知事がメガソーラーについて語るYouTubeが添付されています。
そのYouTubeはこちらです▼
このYouTubeの中で山下知事はメガソーラーの利点をこう説明しています。
山下真
●災害時は蓄電池となり、ヘリで輸送が可能
●平常時は電力を売ることができる
●固定資産税が課税されるので五條市に5000万円の収入となる
●余剰電力で水素を作ることができる
●作った水素で産業振興も可能
こう見るとメガソーラー事業は素晴らしく見えますね。
しかし、自民党の県議は「蓄電池の空輸が本当に可能なのか」「液状化リスクは問題ないのか」などの検証が必要だとしています。
奈良県のメガソーラーに関しては、現在は「防災拠点検討部会」が設置され、妥当性が検証されています。
福田倫也の真意は?
福田倫也さんは、日本維新の会の奈良県議員です。
党としては、山本知事と同じメガソーラーを推進する立場であったでしょう。
しかし、実際の福田倫也さんの胸の内はわかりません。
ただ、福田倫也さんは大和高田市の選出ですし、何かトラブルがあったとか、強くメガソーラー問題で悩んでいた等ということはないかと思われます。
福田さんは奈良県政のために熱心に活動していました。
地元の方に理解していただきたいという強いお気持ちだったのではないでしょうか。
福田倫也とメガソーラー問題のまとめ!
奈良県は、山下知事の打ち出した「メガソーラー問題」に地元住民らが反発していました。
2024年3月には、奈良県議会にメガソーラーに関する自民党の修正案が提出。
その際に、福田倫也さんら維新の会の県議は採決前に退席しています。
福田倫也さんは、5月3日にメガソーラーに関するXの投稿をしていました。
福田倫也さんの経歴や学歴はこちらをお読みください▼