都知事選に出馬した石丸伸二さんが話題ですね。
今回は、石丸伸二さんにSNSにさらされた居眠り議員についてお届けします。
実は議員は居眠りをしていたのではなく、脳梗塞という病気だったという情報があります。
＜この記事でわかること＞
●安芸高田市議会での居眠り
●石丸伸二のSNS投稿
●石丸伸二と居眠り議員のメッセージのやりとり
●「恥を知れ」は練られた言葉
●居眠りを指摘された武岡隆文の会見
●武岡隆文の死亡
ぜひ、お読みください！
石丸伸二にさらされた居眠り議員は脳梗塞？
2020年9月25日の安芸高田市議会で居眠りをしたのは、武岡隆文さんです。
武岡隆文さんは、2022年6月の記者会見で居眠りは「睡眠時無呼吸症候群」によるものだったと発言しています。
居眠り議員は武岡隆文市議
2020年9月の安芸高田市議会で居眠りをした議員は、武岡隆文さんでした。
＜武岡隆文＞
生年月日：1955年8月
死去：2024年1月30日
出身地：広島県安芸高田市
学歴：広島県立吉田高等学校
武岡隆文さんは、2016年まで安芸高田市役所に勤務していました。
2020年の安芸高田市議会議員選挙で初当選しています。
武岡市議「居眠りは病気によるもの」
2022年6月に武岡隆文さんは記者会見を開きました。
記者会見の中で、武岡隆文さんは睡眠時無呼吸症候群の診断を受けていると改めて主張しました。
武岡隆文
●医師から睡眠時無呼吸症候群の診断を受けた
●議長から市長に診断書の原本のコピーを提出してもらっている
安芸高田市政刷新ネットワークという有志の団体が、この件に関し武岡隆文さんに話を聞いています。
武岡さんの答えを要約しました。
武岡隆文
●2020年9月25日の議会の途中で周りがぼんやりし始め、その後は記憶にない
●周囲の議員が数度にわたり起こそうとしたが反応がなかったそう
●同僚から病的に感じたと指摘され、精密検査を受けた
●検査の結果は「睡眠時無呼吸症候群で、居眠りの時は無症候性脳梗塞を起こしていた」というものだった。
●9月30日に議長に診断書を提出
●数日後、議長→秘書広報室→市長と診断書が渡ったらしい
●しかし、診断書を見て「個人情報なので」とシュレッダーにかけたらしい
武岡隆文さんは脳梗塞の前兆であるTIA（一過性脳虚血発作）やを起こしていたのではないかと見られています。
＜一過性脳虚血発作（TIA）＞
脳の虚血に起因する一過性の所見
24時間以内に消失する
TIAを起こした人の10～15％の人が脳梗塞になると言われています。
また、睡眠時無呼吸症候群は日中の耐えがたい眠気や大きないびきが特徴的です。
睡眠時無呼吸症候群は、血圧が高くなり血管に負荷がかかります。
そのため、脳梗塞や心筋梗塞などのリスクを高める要因となっています。
石丸伸二は診断書をシュレッダーで細断
2022年6月の武岡隆文さんの会見を受けて、石丸伸二さんはこう答えています。
石丸伸二
●診断書は渡されたが市議本人からではない
●個人情報だったのでシュレッダーにかけた
●自分に都合のいいことだけを言うなら政治家は苦労しない
石丸さんは、2020年9月の時点で診断書を見ていたようですね。
それでも、市議は説明責任を果たしていないと感じたようです。
【経緯】石丸伸二が居眠り議員をSNSに投稿！
安芸高田市の居眠り議員の件は、2020年9月25日に起こりました。
石丸伸二の答弁中に市議が居眠り
2020年9月25日、市議会で石丸伸二さんが答弁されている時にいびきが響き渡りました。
この時に石丸伸二さんは議場で「眠たくならないような答弁にしないといけないな」と話しています。
X（旧Twitter）に市議の居眠りを投稿
石丸伸二さんはX（旧Twitter）のこの居眠りの件を投稿してます。
石丸伸二
●議会の一般質問の際に、いびきをかいて30分居眠りをする議員が1名
【経緯】石丸伸二が居眠り議員に送ったメッセージ
居眠りの件で、石丸伸二さんと武岡隆文さんはメッセージをやりとりしています。
2020年9月27日のメッセージ
武岡隆文
●一昨日（9月25日）は申し訳ありません
●母の容態が悪くなり付き添っていたためつい眠ってしまった
※ これは実際は、母親ではなく妻だったようです。
石丸伸二
●それは大変
●ゆっくり休まれた方がよろしいかと思う
2020年10月8日のX（旧Twitter）
安芸高田市には、居眠り議員が誰なのかを問う電話やメールがたくさん来たそうです。
それを受けて、石丸伸二さんはX（旧Twitter）にこう投稿しています。
石丸伸二
●議会の騒動（居眠り・どう喝）に関して自身から公表する気はない
●居眠り：本人が説明すべき
2020年11月5日のメッセージ
石丸伸二さんは、11月5日夜に武岡隆文さんにメッセージを送っています
石丸伸二
●居眠りの理由が二転三転している
●議員として説明責任を果たす必要がある
●このやりとりは全て公表する
これには、11月6日の朝に返事が来ています。
武岡隆文
●9月30日に診断書と医師の所見を議長に提出している
●マスコミ取材でも説明している
●多くの誹謗中傷の電話やメールに苦しんでいる
●（やりとりの公表は）了承できない
●市長が納得していないのなら説明に行く
武岡さんは、直接石丸伸二さんに説明がしたかったようです。
「お会いはできないのですか？」と聞いています。
しかし、石丸さんは秘書広報室に連絡するように返しました。
石丸伸二
●秘書広報室に連絡してください
●いずれにしれても基本的に公表します
武岡隆文
●公表するのであれば市長に当選のメールをした時から全て公表してほしい
●切り貼りはメディアと同じ
石丸伸二
●意味が分からない
●問題はあなたの居眠りから
●自分で蒔いた種
●責任を私に転嫁するな
石丸伸二
●居眠りについて説明してください
●説明が二転三転していて納得できない
●議長に託した等は与り知らぬこと
●私に対する批判について説明してください
●私の人間性に言及があったようだかどんな見解なのか
●「恫喝」に関しても「なかった」と判断しているようだが、真意が知りたい
●明日の午前7時までに反応がなければ、説明する意思がないと受け止める
石丸さんの意思が固い様子がわかりますね。
【経緯】石丸伸二の「恥を知れ」発言
石丸伸二さんは、2022年6月に定例市議会で議員の数を減らす提案をしました。
その際に「恥を知れ」という発言をしています。
2022年6月 議員を半減させる条例改正案
石丸伸二さんは、2022年6月の定例市議会に市議の数を16から8に半減させる条例改正案を提出しました。
この提案理由の中で石丸伸二さんはこう言っています。
石丸伸二
居眠りをする。
一般質問しない。
説明責任を果たさない。
これこそ議会軽視の最たる例です。
恥を知れ、恥を！という声が上がってもおかしくない。
どうか、恥だと思ってください
しかし、この改正案は否決されました。
「恥を知れ、恥を！」は3日練った言葉
石丸伸二さんは、このセリフを3日前から練っていたそうです。
「恥を知れ」発言の際も、半沢直樹をはじめ、池井戸作品に出てくる主人公の決めぜりふを参考にしたと明かす。
https://diamond.jp/articles/-/345115
石丸伸二
●銀行員時代に年間50回の講演を10年以上してきた
●その中で、どう話せば心に響くかを研究し続けた
●印象的なフレーズをいかに盛り込むか、というのもポイント
●「恥ずかしいと思いませんか？」では弱い
●責任と裏付けをもって言い切ることで、言葉の重みが生まれる
その場の感情で出てきた言葉じゃないんだ！
石丸伸二さんの金融アナリスト時代の講演やプレゼンに関しては、こちらもお読みください▼
この市議会のあと、武岡隆文さんは居眠りは病気によるものであったと記者会見するに至りました。
石丸伸二にさらされた居眠り議員は死亡！
武岡隆文さんは2024年1月に亡くなりました。
2024年1月30日 死去
武岡隆文さんは2024年1月30日に、三次市内の病院で亡くなりました。
三次市内の病院で死去、68歳。安芸高田市吉田町出身。
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/418695
死因などは公表されておりません。
同僚議員からの言葉
葬儀に参列した同僚議員からは
●災害の際には地域のを第一に動いていた
●もっと市民の為に活動していただきたかった
●人を大切にし、人に優しい人柄だった
●奥様は「主人を誇りに思います」と挨拶されていた
などの言葉が聞かれました。
SNSの反応
武岡隆文さんの死に対するSNSの反応です。
病気で脳梗塞で亡くなっている
パワハラのレベルではない
市議の家族はこのことを一生忘れないだろうね
なお、石丸伸二さんの安芸高田市長時代をモデルにした映画「掟」が、2024年8月30日公開されます。
居眠り議員との対峙がどのように描かれるのか、注目されますね。
石丸伸二がさらした居眠り議員は脳梗塞のまとめ
2020年9月の安芸高田市議会で居眠りをした議員は、武岡隆文さんです。
＜経緯＞
2020年9月、武岡隆文が市議会で居眠り
↓
石丸伸二がX（旧Twitter）に投稿
↓
武岡隆文が「居眠りは病気が原因」と診断書のコピーを提出（議長・秘書室経由）
↓
石丸伸二が診断書のコピーをシュレッダーで廃棄
↓
2022年6月、石丸伸二が市議の定数の削減案を提出し「恥を知れ」発言をする
↓
武岡隆文があらためて記者会見する
武岡隆文さんは、2024年1月に亡くなりました。
2024年8月30日に、石丸伸二さんをモデルにした映画「掟」が公開されます。
石丸伸二さんの動向が注目されますね。
石丸伸二さんのこちらの記事もお読みください▼
